2022/11/17 16:49
【使える陰陽五行】古の叡智を使うために必要なこととは?
そもそも陰陽五行って何?
という方から
・陰陽五行と聞くとなんだか難しそう
・陰陽五行って何に使えるの?
そう思われる方まで様々かと思います。
陰陽五行とは・・・
古代から人々を助けてきた“叡智”。
この長きにわたる歴史の中で紐解かれてきた
自然界の法則です。
これを上手に実生活に活用できれば
・体調管理
・人間関係の改善
・幸せを呼ぶ運気
とにかくなんでも応用できるのが
陰陽五行の強みです。
Q.そもそも『陰陽五行』とは何でしょうか?
『陰陽五行』とは
中国の春秋戦国時代に生まれた
自然哲学の思想です。
『陰陽論』と『五行論』の
2つの組み合わせで成り立っています。
『陰陽五行』は
東洋医学の基本となる考え方で
薬膳や鍼灸などにも活用されています。
実は日本発祥の“漢方薬”にも活用されているものなんです。
ここでは
『陰陽論』と『五行論』2つがあるんだ
というところが分かればOKです。
Q.『陰陽論』って何ですか?
対になっているものを
「陰・陽」の2つに分けて考えるのが
『陰陽論』です。
その関係性を表したのが上記の太極図です。
この図なら見たことがあるかと思います。
一見「陽の方が明るくて良さそう」
と印象を受けるかもしれませんが
陰と陽の優劣はありません。
ここが大事なポイントで
優劣はないんです。
どちらも相手がいて初めて世界が成立するもので
バランスが重要
と考えられています。
自然界を見てみると
陰陽バランスが関係しています。
例えば
夜は「陰」が一番強い時間
昼は「陽」が一番強い時間。
このように1日の中でも陰陽が変化していきます。
1年で移り変わる季節でも同じです。
夏が一番「陽」が強く
そこから「陽」が弱まっていき秋になり
一番「陰」が強い冬になる。
そこから「陰」が弱まっていき春になる。
1年というサイクルの中で
陰陽が少しずつ変化していきます。
常に変動しているというのも大切なポイントです。
『陰陽論』で大切なことをまとめますと
・陰と陽の2つの性質があること
・優劣がないこと
・常に変化をしていること
です。
なんとなく理解できればOKです。
Q.『五行論』って何ですか?
五→5つの元素が
行→動く
という意味の五行。
自然界に存在する全てのものが
「木・火・土・金・水」の5つの性質を持つ
という考え方が『五行論』です。
先ほどの『陰陽説』では
この世を2つに分けていましたが
『五行論』では
5つの性質に分けるという違いがあります。
『五行論』でのポイントは
5つの要素がお互いに影響しあい
バランスをとっているというところです。
実は東洋医学の中核をなすのが『五行論』
自然界に存在する
季節・色・味・感情、そして体内の臓腑なども
5つの要素に分かれると考えられています。
Q.その五行がどうやって体と結びつくの?
例えば
「木」の性質は臓腑で言うと
「肝臓・胆のう」に該当します。
この「木」のエネルギーが
強すぎたり、弱すぎると
肝臓・胆のうにも影響を与えると考えます。
臓腑だけでなく季節や色など
あらゆるものが「木・火・土・金・水」の
5つの要素に分けられます。
この5つの要素をバランスよく生活に取り入れることでエネルギーがスムーズに流れ
不調がない健やかな状態を保つことができます。
Q.で、これをどうやって使うの?
では、次はこちらをどのように使うかをお話していきますね。
5つの要素の中の「色」に注目してみます。
例えば、東洋医学が基礎になる”薬膳”では
「木」に該当する
「青(緑)」の食材を摂ることで
肝臓をあらわす「肝」を養うことができる
と考えられています。
色と臓器の関係を「食材の色」という視点で
使うことができるんです。
色以外にも
味・季節・方向など色々な分野でも
五行の要素が含まれています。
これらの要素を上手に活用することで
五行の力を借りることができるんですね。
数ある陰陽五行の智慧の中で
特に使いやすいのが「色」の力
だと私は考えています。
現代でも色の力は『色彩心理学』という形で
体系化されてきていますが
科学が発達していない古代の人たちも
既にそのエネルギーの法則を知っていた
と考えるとすごいことですよね。
色を使った開運法として有名なのが『風水』です。
『風水』もこの陰陽五行の力を使っているので
現代でもこれだけ普及して多くの人を助けているんですね。